マッキンダー卿 地政学を語る プロローグ  なんちゅうものに手を出しちまったんだ俺は・・・

いや~~~~地政学に手を出すと前回宣言しましたが・・・肝心なことを忘れてましたわ。 俺、地理 大ッ嫌いだったわ~・・・今ももちろん変わってないわ・・・小学校時代、社会のテストに地理関連の問題が出始めた頃から、総じてダメでした。いまだに日本の都道府県を全部言えないし、日本地図に都道府県の県境を書き込めませんわ。モチロン平野名も山脈名も知りませんわ~。活断層に至ってはもっと知りませんッス!…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第1回 1904年講演 その1 『コロンブスの時代の終焉』 俺の人生にも栄光の期間が欲しい!

今回から始めます、マッキンダー卿の地政学のお話。 英国発マッキンダー流地政学は大きく分けて三つの著作から出来ていて、それが、1904年の講演と1919年の著作と1943年に雑誌に寄稿された原稿。 今回から手をつけるのは、1904年のマッキンダー卿による講演この時点ではまだ卿じゃないッス。「地理学から見た歴史の回転軸」 マッキンダー卿は、ランドパワーとハートランドを中心に示唆に富む言…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第2回 1904年講演 その2 『東からの侵入者』 地図のほかにも年表も要るの!?

欧州文明は、外敵からの侵入に抵抗することで形成されていった。 というお話が前回の最後にありましたが、そもそもどうして国家が出来るのか、どうして人々は元はバラバラなのに国家を作ろうとするのか、という疑問に対して、マッキンダー卿は外部の圧力を前に共同して抵抗しなくてはならない、という必要性が国家の成立を促した。という答えを言います。ハイ、ニッコロさんも共和政ローマを語る際に、国家の始まりに…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第3回 1904年講演 その3 『モンゴリアンショック』 鎌倉時代の元寇ってホント唐突に見えたけど、この流れの一環か・・・

欧州は東(アジア)からやってくる民族に抵抗することで始まり、古代も中世も欧州史の大部分は陸続きの東側に圧倒されてきた。大航海時代から始まるコロンブスの時代の到来まで・・・。 前回は東からきた騎馬民族のうちローマ帝国を滅ぼしたフン族がやってきた経路の説明の話がありました。 欧州文化圏の東の限界線とされる、ウラル山脈の南端とその南にあるカスピ海の北岸。その間に広がる幅600kmの平野が入…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第4回 1904年講演 その4 『大帝国の生まれる場所 中東』 両方持つってことの強さと弱さね・・・一つもない俺には分からん!

草原のルートを通って東から西へ進撃し欧州を圧迫、砂漠のルートを通って東から西へ進撃しイスラム諸国家を征服。ついでに東からちょっとだけ南下して儒教原理国家南宋も滅ぼし、急拡大したのが、13世紀のモンゴル帝国。 ・・・の話から、 北限は北極圏にして凍る海に蓋をされ、そのちょっと南に森林と沼沢地が東西に広がり、さらに南に草原地帯(ステップ)が(欧州の手前まで)広がり、さらに南に幾つかの巨大…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第5回 1904年講演 その5 『ロシア帝国と鉄道網』 そういえばいまだに新幹線が世界中に作られているんだっけ・・・・・・

世界の陸地は離れ離れになっている。しかし、海は全て一つにつながっている。ゆえに、制海権を完全にとれば、陸地を包囲することができる。つまり、海を制する者は世界を制する!というのが、シーパワーの戦略の根底らしいですが、 まあそこに閉鎖しやすい海峡だの良港に向いた地形だの、継続投入可能な予算だのなんだのが絡まってえらく複雑なことになっていく、というのがシーパワーの理論だそうですが、当ブログで…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第6回 1904年講演 その6 『国際政治の回転軸(pivot)』 包囲しているからといって有利とは限らない、包囲されているからといって決まって不利というわけでもない・・・ん?

前回、コロンブスの時代に欧州勢力が海洋面から力を拡大していき、我が世の春を謳歌する裏で、 ロシア帝国はユーラシア大陸の内陸部にて東方に拡大し、クリミア戦争で大英帝国にフルボッコにされたことを教訓に、皇帝の命すら犠牲にしつつ国内改革からの産業革命を推し進め、一度は手に入れた広大なアラスカという北米の地まで売却し、ついに大陸を横断する鉄道シベリア鉄道を作り上げた。そして鉄道網が拡大すればそ…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第7回 1904年講演 その7 『人間は自然に動かされる』 俺も環境に動かされてきた! その結果がこれだ! ってことにしたい・・・

ロマノフ朝ロシア帝国の最大版図からまずアラスカをマイナスし、次いで北極海以外の海(主に太平洋、大西洋、地中海)と接する所から国境を200kmほど内陸へと後退させ、さらに海とは接していない元から内陸の国境線も直近の海(主に太平洋、大西洋、地中海、インド洋)から遠ざかる形で内陸へと200kmほど移動させる。 そうやって出来たラインで囲まれた広大な地域を、マッキンダー卿は1904年の講演の段…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第8回 1919年著作 第一章 その1 『戦争は起こるもの(コレは章題ではありません)』

前回でマッキンダー卿による1904年の講演「地理学から見た歴史の回転軸」の内容を一通り終えたということにしましたッス。*1904年の段階ではマッキンダー卿はまだ卿(サー)じゃないッス。 今回からは、マッキンダー流地政学の中心、*マッキンダー卿自身は地政学という単語を使ってないらしいッス。1919年の著作『デモクラシーの理想と現実』に入りたいと思いまッス! ・・・ハイ、ええ・・・当ブロ…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第9回 1919年著作 第一章 その2 『宿命と片付くること勿れ』 惰性か・・・俺の人生もそれに支配されているわ・・・。え? 破壊しないと止まらないの?

前回からマッキンダー卿の1919年の著作「デモクラシーの理想と現実」の「第一章 われわれの前途によせて」を読んでおります・・・。 ここで申し上げておきますに・・・本来この第一章はホントに短い章でゴザイマス。 前回、記事が長くなってしまったのは、欧州の世界大戦の系譜を、さして知識もない、高校時代に世界史で赤点を三回以上とった俺が無理に語ろうとした結果、長くなってしまっただけッス!マッキ…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第10回 1919年著作 第二章 その1 『仏革命から第一次世界大戦へ』 やべえ・・・まったく具体的なイメージが浮かばない・・・

限界だぁ・・・限界だあ!!こんなに大変だとは思わなかったんだぁあ!地図帳と世界史の資料集をもう一度見ることになるなんて思いもしなかったんだあ!まあ、それ以上にwikipediaに頼ってるんですけどね? 小中高のトラウマがページをめくるごとにフラッシュバック!なんて嫌な学問なんだ地政学は! 冷静に考えますと、どの本をネタにした時も同じようなことを叫んでるなってことを思い出しましたわ。最後ま…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第11回 1919年著作 第二章 その2 『大企業化した社会』 この話で行くと俺も大企業に所属していることに・・・・・・なるわけねえか!

恐怖政治という仏革命における理想の大失敗。ナポレオンによる自由の理想とは正反対の帝国の誕生。そしてその崩壊。 ナポレオン戦争後の秩序(ウィーン体制)の下でも、欧州中に飛び散った自由主義や民族主義などの理想主義がアチコチで暴発。 ビスマルクはその理想をうまいこと使い、ドイツ帝国を作り上げ。結果的に欧州半島は自由や理想主義とは程遠い、幾つかの大帝国で埋められてしまいましたとさ。 その大…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第12回 1919年著作 第二章 その3 『組織者(オーガナイザー)』  その秩序の結果の中に俺自身がちゃんと入ってるのかどうか不安になってきたわ・・・。

お互い他人のために役立つよう社会を組織し、労働の分業とその調整、工場内の機械の順調な稼働と得意先の嗜好の変化への対応、それらに気を使うことにより社会は大企業の如くになり、人間による自然への支配の度合を上げていった。 そして、機械が動くという意味での社会における富の生産は、人々にとり富の蓄積以上に重要なものとなり、多数の人々の命を守るためにその大部分が稼働し、富が消費されていく。デモクラ…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第13回 1919年著作 第二章 その4 『優れた組織者の限界』  優れた組織者から見りゃあ俺なんぞ存在すら許せんのだろうな・・・

革命の失敗ルートを辿る以外にも、色んな波乱(戦争を含む)の末、社会の秩序は失われ、社会を成り立たせ生産の基礎でもある人々の習慣が一つまた一つと崩壊し、社会全体が貧困化していき、人々の間からは信用と信頼が失われていく。・・・ことがある。 文明を支えてきた習慣や才覚が忘れ去られ失われる前に、社会機構だけは早急に回復させなくてはならない。 そしてそれを回復させることが出来るのが、真の意味で…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第14回 1919著作 第二章 その5 『ビスマルク外交』  周りの人間をいがみ合わせて、自分は仲裁ヅラの奴・・・・・・どっかで見た気がるわ。

崩壊した秩序を、強引にでも取り戻させることが出来る。優れた組織者(オーガナイザー)、真の意味での組織者。 そういう連中は卓越した現実主義者でなければならず、そして、その想像の広がりは具体的な方法を追求するあたりが限界で、 秩序は取り戻せるかもしれないけども、デモクラシー(民主主義)の理想は真の意味でのオーガナイザーには実現不可能。 なんせ組織者の理想とデモクラシーの理想があまりにも…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第15回 1919年著作 その6 『ビスマルク内政』  賛同を期待して言った言葉が逆に自分への批判になる・・・俺にも経験がある。

前回、プロイセンを欧州半島随一のランドパワーたるドイツ帝国へと躍進させた、優れた組織者にして真の意味での組織者(オーガナイザー)・・・と言っていいんじゃないかなとマッキンダー卿が言わんでもない人物、鉄血宰相ビスマルクの、芸術的な外交とその結果できあがった秩序ビスマルク体制のお話がありましたが、外交があるなら内政のお話もあるわけで、 マッキンダー卿自身は、ビスマルクが内政に対しても外交と…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第16回 1919年著作 第二章 その7 『ナポレオンvsドイツ文化』  教育が国の行く末を決めるっつうんなら・・・・・・俺は何だ?

前々回、前回と、真の意味での組織者(オーガナイザー)ともはや言っていいんでないかな~とマッキンダー卿がにおわす、鉄血宰相ビスマルクの話が外交と内政で二度に分けてありましたが、ちなみにビスマルク内政についてのマッキンダー卿の文は、前回冒頭の一文のみでゴザイマス。 稀代の外交上手であり、複雑な条約網でもって欧州半島内に秩序を取り戻し、ドイツ帝国の内政においては、対立する全ての政治勢力への対…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第17回 1919著作 第二章 その8 『地理教育と国民の一般的平均』  スンマセンね、俺みたいなのが日本の平均を落としちゃったりして・・・・・・

鉄血宰相ビスマルクが手綱をとってきた、プロイセンから始まるドイツ帝国の惰性。それは、かつてナポレオンにフルボッコにされたイエナの戦いでの大敗から始まった。とある哲学者による愛国演説に火をつけられ、プロイセンの支配者層は国家をより強くすることに専念。 軍官学の綿密連携による、国家上層のエリート達の育成に始まり・・・、教育は国家からの要求にもとづき、学問とは目的を達成する手段となり。研究す…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第17回 1919年著作 第二章 その9 『平和原則妄信への警鐘』  紙に書いてばらまいたからって実現するわけではない。・・・逆の話なら自己啓発の本で見た気がするわ

国家の要求に基づいた教育を徹底する一環での、プロイセン(ドイツ帝国)内の地理教育・・・それにより戦略的発想を(ドイツ内の)全知識階層に植え付けることに成功。 それによって終戦時の条約の時に国民は即座に支持不支持を表明でき、自分に有利な通商条約を結び生活圏を構築することが出来るようになる。 大英帝国のように、国民の多くが戦略的観点を持たないことがさして問題ではない状態では、デモクラシー…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第18回 1919年著作 第三章 序 『球形世界の完成』  クローズドシステム・・・それはつまり・・・水を入れられた水風船の表面ってことでOK?

1919年、第一次世界大戦の直後。新たな秩序ヴェルサイユ体制と国際連盟構想。 1919年のその後、一体何が起こるのかということを予測せんとして、欧州を第一次世界大戦へと導いた情勢をまとめたマッキンダー卿。 仏革命から始まった自由への理想の挫折。ナポレオン後の自由主義と民族主義の暴発によるウィーン体制の崩壊。ナポレオン、ビスマルクという真の意味での組織者(オーガナイザー)、と言っていい…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第19回 1919年著作 第三章 その1 『ナイル川 古代エジプト文明』  一生懸命覚えようとした記憶があるけど・・・見事に覚えられなかったな~・・・俺は。

ようやっと、今回からマッキンダー卿による地政学らしさ抜群の地理学の講義が始まりまッス。それもこれも将来何が起こるかを予測するため・・・ 第三章 船乗りの世界像その名の通り、海や水の上で活躍した勢力の歴史。 始まりは・・・ナイル川より始まる古代エジプト文明から。そんな前から!? 中学の時に世界四大文明ということで、エジプト文明、メソポタミア文明、インダス文明、揚子江文明、について覚え…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第20回 1919年著作 第三章 その2 『古代 地中海東部の諸文明』  ペルシャ戦争の特集ってNHKの番組にあったりしないかね・・・

前回から始まりましたシーパワーの歴史・・・今気付きましたがあんまり地形の話がない気がする・・・ってことは地獄の地理講義はまださらに先か・・・ 前回はシーパワーの歴史の始まり。まだ海に出てないけども、水上勢力としての元祖、古代は河川型文明の代表例としてナイル川とエジプト文明のお話がありました。 今回からしばらくは、ナイル川が注ぎ込む(比較的)大海。地中海のお話が続きます。今回は古代の地…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第21回 1919年著作 第三章 その3 『地中海西部 ローマの時代』  ローマの歴史は年表を見るだけ頭が痛くなる俺だわ・・・・・・

前回・・・古代地中海東部のシーパワー史の始まりが、複数の地中海文明を中心に説明され、最後はランドパワーのマケドニア(フィリッポス2世、アレクサンダー大王の時代)の手により、地中海東部における古代シーパワーの歴史が終わってしまった。という話になり・・・。 古代の条件から、シーパワー(海洋勢力、海軍国家)には、よく整備された、生産力に優れた、安全な基地が必要。ということが推測され、さらにそ…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第22回 1919年著作 第三章 その4 『古代ランドパワー ローマ帝国の崩壊』  しまったぁぁぁぁあああ! とんでもない勘違いしてたぁぁあああああ!

ランドパワーである共和政ローマが地中海西部においてシーパワーのカルタゴを倒し、沿岸部を支配していき、最後は地中海東部のプトレマイオス朝エジプトという最後の地中海内シーパワーを倒すことで、地中海の全沿岸を支配し、ランドパワーのまま地中海の制海権を得て、地中海を閉鎖海化し、そのまま海の敵がいなくなったということで海軍が小さくなっていく・・・という話が前回ありました。 今回は、古代ローマの欧…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第23回 1919年著作 第三章 その5 『十字軍という反抗期』  キングダムオブヘブンって映画があったけど・・・どの十字軍の話だったっけ・・・

かつて地中海沿岸全てを支配し、欧州半島の半分以上をラテン化させたローマ帝国も東西ローマに分裂後に、ゲルマンをはじめとした民族大移動を前に、西側の帝国が崩壊。 かつてのラテン半島はイベリア半島に西ゴート王国、現在のフランスとドイツのあたりにフランク王国、イタリア半島が東ゴート王国に分かれ、 外敵との戦いではフランク王国が奮闘。六世紀にはスラヴ民族の大西進が始まりフランク王国(メロヴィン…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第24回 1919年著作 第三章 その6 『中世欧州最後の危機と大航海時代の到来』  風前の灯だなんてちょっとでも意識したら俺ならもうあきらめるね!

前回・・・欧州半島という狭い場所に押し込められていた欧州勢力が、自分達を東と南から圧迫しているイスラム勢力への(不必要な)反抗ということで十字軍のお話がありましたが・・・ ちょっと忘れてたことがありましたわ。1919著作では語られないことですが、1904講演で語られてたことがありましたわ。 計7~9回の十字軍が行われた1096年から1270年の間には、マッキンダー卿の1904年講演の…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第25回 1919年著作 第三章 その7 『世界の岬』 両方バランスよく出来る奴よりも一つのことに集中した人間のほうが強いってそういう話?

西ローマ帝国が東からの侵入で崩壊してから1000年・・・、アフリカの南端である喜望峰を迂回する形でのインド航路を開拓し、欧州はついに大航海時代という逆転大ボーナスタイムへと突入! 欧州勢力はついに、自分達を欧州半島という狭い場所に押し込んできたイスラム勢力の背後を衝くという機会に恵まれた! さらに言えば、1498年にヴァスコダガマが喜望峰経由のインド・欧州間の往復に成功してから後、わ…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第26回 1919年著作 第三章 その8 『大英帝国史概要1 七王国からエリザベス女王まで』  正式名称ってグレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国なんだっけ?

大航海時代から、欧州半島各国がシーパワーとしてアジアや新大陸(南北アメリカ大陸)に進出していき、アジアの諸帝国を圧倒し植民地化していく中、欧州各国もまた本国同士で戦いつつ植民地でも戦っていた。 そんな血で血を洗う終わりの見えない欧州半島内の戦いをうまいこと利用して植民地を奪って強大化し、元祖覇権国家となった国があった。それが大英帝国。 前回の話では、シーパワーとしてアジアや新大陸へと…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第27回 1919年著作 第三章 その9『大英帝国史概要2 英国革命からブリテン島統一へ』  完全に一致。違うのは周りの環境だけ。だよね、俺も周りの環境がよければな~~~。

第3回十字軍の煽りをモロに受け、英国史に燦然と輝くダメキング。プランタジネット朝はジョン欠地王(在位1199~1216)。 海軍整備、大陸への深入り(失敗)回避。大憲章。と、後の近代英国の基本方針の根拠となるようなことを中世中期で全てやり・・・。 狡猾な策略が得意なエドワード3世(1327~77)の時代には、フランス内の権益と北のスコットランドの反イングランド派の王族の仏国亡命から百…

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マッキンダー卿 地政学を語る 第28回 1919年著作 第三章 その10 『大英帝国史概要3 英蘭シーパワーバトル』  あれれ~高校の世界史で習った記憶がないぞ~~~・・・あ、俺ほとんど寝てたわ・・・。

典型的な革命の失敗ルートを辿った英国はピューリタン革命。むしろコレが失敗ルートの元祖なんじゃねえのか、という激流の末、独裁者護国卿クロムウェルの死後。英国に残ったのはほとんど一体となったブリテン島。 国外からの干渉もなければ、むしろ戦争を外に仕掛けた結果、マイナスで終わらずちょっとだけプラスが残る・・・。そのプラスが大英帝国へつながる基礎に。 王政復古とともに議会政治も復活し、王権の…

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