六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第49回 「竜韜16、奇兵篇3、状況転換への対応」

六韜の二巡目、始めました。現在は三つ目の竜韜に入っております。 『六韜』二巡目第49回竜韜16 奇兵篇3 今回も奇兵篇の続きとなります。 勝利の決定打となる、状況に応じた手、孫子では「奇」にあたる戦い方が、端的かつ多数列挙されている奇兵篇。 今回は一方の思惑を崩す秘訣というか状況をひっくり返すイレギュラーから。 奇兵篇3 抜粋1・・・・・・・・・疾(はや)きこと流矢(りゅうし)…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第48回 「竜韜15、奇兵篇2、地形による戦術変更」

六韜の二巡目、始めました。現在は三つ目の竜韜に入っております。 『六韜』二巡目第48回竜韜15 奇兵篇2 今回も前回からの続きで奇兵篇となります。 均衡状態を作り出す正攻法に対して勝利を決するための状況に応じた戦法、「奇」と分類される奇襲。 状況に応じての柔軟に選択を変える戦法だけに、その状況がいかなることに有利不利かを知らないといけない、ということで、いろんな状況を列挙されてい…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第47回 「竜韜14、奇兵篇1、知らずんば語るべからず」

六韜の二巡目、始めました。現在は三つ目の竜韜に入っております。 『六韜』二巡目第47回竜韜14 奇兵篇1 今回から奇兵篇に入ります。 周の武王から太公望への今回の質問は、「凡(およ)そ用兵の法、大要(たいよう)奈何(いかん)」軍事行動にあたってとびきり大事にすべきことは何か。 ・・・というもので、相変わらず大雑把な質問しかしねえなあこの王様は、と思いたくなる質問が続いとります。ま…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第46回 「竜韜13、軍勢篇2、決断したらば迷いを見せず」

六韜の二巡目、始めました。現在は三つ目の竜韜に入っております。 『六韜』二巡目第46回竜韜13 軍勢篇2 今回は前回からの続きで、軍勢(ぐんせい)篇の後半となります。そうか、この篇ってグンセイって読むんだぁ。古代中華兵法だとグンゼイの他にグンゼって呼ぶこともあるから、まあ面倒で。 前回は孫子やクラウゼヴィッツ校長の戦争論で見られるようなエッセンスが見られましたが、それは今回も続きま…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第45回 「竜韜12、軍勢篇1、軍事戦略のエッセンス」

六韜の二巡目、始めました。現在は三つ目の竜韜に入っております。 『六韜』二巡目第45回竜韜12 軍勢篇1 当時の事情を反映させ過ぎ具体的過ぎま篇をいくらか飛ばしまして、今回から軍勢篇に入ります。 周の武王から太公望への今回の質問。「攻伐(こうばつ)の道は奈何(いかん)」敵を討伐する秘訣は何か。 こういう大雑把な質問に対して、太公望の答えは・・・見事なぐらいに孫子やクラウゼヴィッツ…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第44回 「竜韜11、励軍篇、兵士がついてくる指揮官とは」

六韜の二巡目、始めました。現在は三つ目の竜韜に入っております。 『六韜』二巡目第44回竜韜11 励軍篇 今回は励軍篇となります。 毎度のことながら、武王が太公望に対して質問。内容は篇題のままに、どうすれば兵士達が苦しい場面でも積極的に・・・それも命を落とすことをいとわぬように戦わせることが出来るだろうか?というもの。 積極的に兵士達が動くようにするというのなら、賞罰のうち賞を重く…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第43回 「竜韜10、将威篇、指揮官の威厳の源泉」

六韜の二巡目、始めました。現在は三つ目の竜韜に入っております。 『六韜』二巡目第43回竜韜10 将威篇 今回は将威篇となります。 この篇における武王から太公望への問いは、軍が将軍の命令をよく聞き、規律あふれる軍にするにはどうしたらよいか、というもので、いったい何度同じ質問をするのか、というぐらいに六韜内では似たような内容。 そして太公望の答えは、賞罰を的確に行え、というもので。 …

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第42回 「竜韜9、選将篇2、人材真贋鑑定の8手法」

六韜の二巡目、始めました。現在は三つ目の竜韜に入っております。 『六韜』二巡目第42回竜韜9 選将篇2 今回は前回から続く選将篇の残りになります。 挙兵にあたって、指揮官に人材が必要だけどどうしようかと武王に問われ、太公望は先にダメダメ人材15例を紹介し、見てくれで内実はわかんねえ、という話となり、そういった人材の真贋を見分けるには、スンゴイ能力を持っている聖人レベルの眼力が必要と…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第41回 「竜韜8、選将篇1、見た目で判断するとマズイ人材例」

六韜の二巡目、始めました。現在は三つ目の竜韜に入っております。 『六韜』二巡目第41回竜韜8 選将篇1 今回から戦将篇に入ります。 六韜内の舞台設定である殷周戦争。周による挙兵の準備が着々と進む中での武王から太公望への質問、「軍にも人材が必要だがどうやったら選別できるか?」 その質問を受けた太公望は、「見た目で採用するな」とでも言わんばかりに、「外貌(がいぼう)、衆情(しゅうじょ…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第40回 「竜韜7、論将篇3、指揮官にあるとマズイ特徴10 後半」

六韜の二巡目、始めました。現在は三つ目の竜韜に入っております。 『六韜』二巡目第40回竜韜7 論将篇3 今回は前回に続き、将軍が持っていたらマズイ要素「十過」の後半となります。結局のところ、長所の裏に短所ありというような、バランスが大事みたいな話になっています。 論将篇3 抜粋1・・・・・・・・・信にして喜んで人を信ずる者あり。誑(あざむ)くべきなり。・・・・・・信頼を集めるものの…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第39回 「竜韜6、論将篇2、指揮官にあるとマズイ特徴10 前半」

六韜の二巡目、始めました。現在は三つ目の竜韜に入っております。 『六韜』二巡目第39回竜韜6 論将篇2 今回は前回の続きで論将篇になります。 前回は将軍の適性として良い点である、五材・・・勇智仁信忠が挙げられました。そして、今回からは、こういう特徴が将軍にあるとマズイ、という「十過」の話になります。 この十過には、五材の裏返しのような要素も幾つかあり、長所短所は表裏一体といったお…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第38回 「竜韜5、論将篇1、指揮官に必要な五つ」

六韜の二巡目、始めました。現在は三つ目の竜韜に入っております。 『六韜』二巡目第38回竜韜5 論将篇1 思った以上に王翼篇に回数がかかりまして、今回から論将篇・・・、その名の通りに将の適性についてのお話になります。 武王から将を論ずるならば~、という質問を受けて、太公望が答えるというお決まりの展開になります。 とりあえず、同篇の結論から先に。論将篇1 抜粋1・・・・・・・・・兵(…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第37回 「竜韜4、王翼篇4、軍中枢の18ポスト 15~18」

六韜の二巡目、始めました。現在は三つ目の竜韜に入っております。 『六韜』二巡目第37回竜韜4 王翼篇4 将軍の周りを固める18のポストを紹介する王翼篇。今回でようやく最後になります。どちらかと言えば将軍では把握できそうにない方面の仕事も多そうで。 いろいろと他のと被ることの多そうで、字面だけだと何をするのやら・・・。 王翼篇 十五・・・「遊士(ゆうし)」人数八名・・・・・・姦(か…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第36回 「竜韜3、王翼篇3、軍中枢の18ポスト 11~14」

六韜の二巡目、始めました。現在は三つ目の竜韜に入っております。 『六韜』二巡目第36回竜韜3 王翼篇3 今回も前回の続きで、王翼篇、将軍の周りを固める18ポストのお話。 将軍の周りと言っても、徐々に戦闘に近いポストになっていきます。 同時に、かぶってねえか?というポストも多く・・・。 王翼篇 十一・・・「権士(けんし)」人数三名・・・・・・奇譎(きけつ)を行(おこな)い、殊異(…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第35回 「竜韜2、王翼篇2、軍中枢の18ポスト 6~10」

六韜の二巡目、始めました。現在は三つ目の竜韜に入っております。 『六韜』二巡目第35回竜韜2 王翼篇2 今回も前回から続いての、軍中枢、将軍の周りを固めるポスト18の話となります。 この辺りから、将軍の近くにいるという側面と同時に、そのための専門の部隊を率いる指揮官という側面も目立っていく18ポスト。 今回はコチラから。 王翼篇 六・・・「通糧(つうりょう)」人数四名・・・・・…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第34回 「竜韜1、王翼篇1、軍中枢の18ポスト、1~5」

六韜の二巡目、始めました。ようやく三つ目の竜韜に入ります。 『六韜』二巡目第34回竜韜1 王翼篇1 今回から三つ目の韜であります、竜韜に入ります。 今回は竜韜最初の篇、王翼篇。 ココから太公望への質問は周の武王によるものになり、舞台設定の上では文王が亡くなった後。つまりは、殷の中枢を既に情報戦とスパイ工作でもって機能停止に出来て、最後のフィナーレに近い軍事行動を起こす準備に入った…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第33回 「武韜14、三疑篇3、敵国政府と民衆の分断」

六韜の二巡目、始めました。まずは現在は二つ目の武韜に入っております。 『六韜』二巡目第33回武韜14 三疑篇3 武韜篇最後の篇たる三疑篇、今回が最後になります。 強敵たる殷を相手にして、周の武王が出来るかどうか分からないと不安をこぼした三つのこと。三疑。 敵の強大さ・・・強大な敵軍への力攻め。敵国中枢の結束を崩す。敵の王と民衆のつながりを断ち切る。 太公望が示したそれらの崩し方…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第32回 「武韜13、三疑篇2、敵国中枢の離間工作」

六韜の二巡目、始めました。まずは現在は二つ目の武韜に入っております。 『六韜』二巡目第32回武韜13 三疑篇2 武韜の最後の篇であります、三疑篇に入っております。 前回、武王が太公望にした質問、敵国の強大な軍を力攻めできるかどうか分からない。敵国中枢の団結を崩せるかどうかわからない。敵の王と民衆のつながりを断ち切るかどうか分からない。まとめて三疑。これをどうするかという内容で。 …

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第31回 「武韜12、三疑篇1、敵を強大にして自滅さす」

六韜の二巡目、始めました。まずは現在は二つ目の武韜に入っております。 『六韜』二巡目第31回武韜12 三疑篇1 「武」という章題を持つのに内容は敵国を内部崩壊させるための工作が大部分だった武韜。六韜の場合は章題に関係なく、文韜、武韜、竜韜、虎韜、豹韜、犬韜と、後に行くごとに戦場に近づいていくということで、武という章題に内容は何も関係ないってね。ついつい忘れてまいます。 今回から三疑…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第30回 「武韜11、順啓篇、裏の敵への工作と表の宣伝」

六韜の二巡目、始めました。まずは現在は二つ目の武韜に入っております。 『六韜』二巡目第30回武韜11 順啓篇 予想以上に長くなりました文伐篇がようやく前回で終わりまして、今回はその次の篇、順啓篇に入ります。 文王からの問いは「如何(いか)にして以(もっ)て天下を為(おさ)むべき」という、これまたザックリな質問。こんな大雑把な質問されたら質問を返してもっと具体化していくのが言葉のキャ…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第29回 「武韜10、文伐篇4、敵を自滅させる手法11、12」

六韜の二巡目、始めました。まずは現在は二つ目の武韜に入っております。 『六韜』二巡目第29回武韜10 文伐篇4 今回も文伐篇の続きとなります。直接の武力に寄らぬ手法で敵国を内部から崩壊させる「文伐」。同篇内で紹介されている12の手法たる文伐十二節、大まかに言えば、暴走誘発、ハニトラ、買収、裏切り助長、の4分類・・・。 今回は十二節の最後、十一と十二の節の紹介。内容はこれまでの節とか…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第28回 「武韜9、文伐篇3、敵を自滅させる手法8~10」

六韜の二巡目、始めました。まずは現在は二つ目の武韜に入っております。 『六韜』二巡目第28回武韜9 文伐篇3 今回も文伐篇の続きとなります。直接の武力に寄らぬ手法で敵国を内部から崩壊させる「文伐」。同篇内で紹介されている12の手法たる文伐十二節、大まかに言えば、暴走誘発、ハニトラ、買収、裏切り助長、の4分類・・・。 今回は十二節のうち、八から十の節の紹介。 前回第五節や第六節にあ…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第27回 「武韜8、文伐篇2、敵を自滅させる手法5~7」

六韜の二巡目、始めました。まずは現在は二つ目の武韜に入っております。 『六韜』二巡目第27回武韜8 文伐篇2 今回は前回の続き、直接的な武力に寄らずに敵国を崩壊させる手法「文伐(ぶんばつ)」のお話。具体的な手法として12例が挙げられていることから文伐十二節なんてカッコイイ呼び名があり、その大部分が、暴走誘発、買収、ハニトラ、裏切り助長、の四つに分類されます。 今回は文伐十二節のうち…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第26回 「武韜7、文伐篇1、敵を自滅させる手法1~4」

六韜の二巡目、始めました。まずは現在は二つ目の武韜に入っております。 『六韜』二巡目第26回武韜7 文伐篇1 今回の文王による太公望への問いは、「文伐(ぶんばつ)の法は奈何(いかん)」という篇題そのまんまの内容。 「文伐」というのは文でもって敵を討伐する、という意味合いになり、ここに言われる「文」というのは、武力によらぬ方法全般のこと。言ってしまえば情報戦で敵を崩壊させる手法。主に…

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六韜 二巡目 『 目指すは簒奪併呑』 第25回 「武韜6、文啓篇3、聖人の徳、サイクルに従い最後は変える」

六韜の二巡目、始めました。まずは現在は二つ目の武韜に入っております。 『六韜』二巡目第25回武韜6 文啓篇3 今回も前回の続き、文啓篇の三回目となります。コチラの篇は今回が最後となります。 前々回が自然な情報戦の仕掛け方の話になり、前回が古代から中世にかけての大陸中華統一のセオリーと悪手のお話で。そして今回は、それまでの内容のおさらいかつハイブリッド。 文啓篇3 抜粋1・・・・・…

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